ツァイスイコン初の二眼レフ。1934年の発売。
ツァイス・イコンのカメラの型番は戦前・戦後に同じものがあり紛らわしい。イコフフレックスも戦後に再度1型が発売されている。掲載機は戦前のイコフレックス・オリジナルとも言うべき1型。特徴的なデザインだが、次代の2型にはほとんど継承されなかった。
1型はピントフードの段付きと革張りとで、前期後期に分けられる。また、テイクレンズはノバーF4.5もしくはF6.3で、シャッターにも数種のバリエーションがある。
ツァイス・イコンは高級機のイメージが強いが、当機は普及路線を狙ったものでスペックも物足りない仕様。ローライコード1型と比べても、掲載機のレンズ・シャッターの組み合わせで価格は6割程度と安価であった。
フイルム装填は底部一体型の中枠を取り出して行う。フイルムの向きは異なるが、ハッセルのマガジンを思い起こさせる。送り方向は左右で、スパーブ同様フイルム室確保のために側面が膨らんでいる。その左右上部にカウンターがあり、構えた状態の右が120、左が620用。
前面下にある巻上げレバーや、上部で回転する距離指標にコンデンサーレンズの入ったピントグラスなど、各所に独創的な機構が盛り込まれている。
なお六角形のフロントパネルは、国産二眼レフ黎明期にプリンスフレックスなどが模倣した。











