言わずと知れたドイツの大メーカー、ツァイスイコン製。戦前のイコフレックス1型などは、ローライの模倣を避ける機構が多いが、この頃になるとかなりローライの操作性に近づいている。なお、同時代のローライはフレックスが2.8C、コードが4型など。
ツァイスイコンのカメラは東西分裂の影響もあって、モデル名が非常に判りづらい。掲載のイコフレックスはIIa後期型。資料によっては、IIa前期型(前面のデザインが全く異なるモデル)をIIAと表記するものもある。
フイルムの1枚目のみ底部の赤窓で確認する方式。カウンターをリセットし「1」を出せば以降は自動巻き止めで、巻上げとシャッターチャージも連動。
ピントノブは径は大きいが、高さが無いためやや使いづらい。スクリーンはフレネルレンズ付きで明るく、センターマットにはなっていないが、フレネルの溝が細かいためピント合わせはしやすい部類だ。また、視差対策としてスクリーンの視野率がやや低めになっており、実測で50mm×50mm程度。
何より特徴的なのはシャッターボタンの位置で、ネームプレートの脇にある。この位置にあるのは、東ドイツのレフレクタII型など少数。ピントフードを閉じることにより、機械的にシャッターがロックされる仕様。無論ツァイスイコンのカメラ、全体の造り・仕上げは非常に良い。












