写真機の回廊

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二眼里程標管理人がマップカメラさんに提供中のクラシックカメラコンテンツを掘り下げて解説

「写真機の回廊」とは?

いつの間にやら、マップカメラさんのホームページにカメラに関するコンテンツを寄稿することになりまして、その際、先ずタイトルを考えましょう、と。そこで、捻り出したタイトルが「写真機の回廊」。
まぁ、平たく言えば「カメラの廊下」。いや、廊下は違うな・・・。違うでしょ。もうちょっと格好良くですね・・・云々。

と、まぁ掲載は基本的に不定期で、二眼レフ以外のカメラも多く取り上げます。そのカメラの機構的なことから時代背景などなど、概ね二眼里程標で書いていることの拡大版といったところ。
この二眼里程標内の「写真機の回廊」では、当該記事にリンクを張るのに加え各回のちょっとした補足やネタ?の公開をしてゆきます。二眼レフ以外のカメラが多くなりますが、リンク先ぜひご一読いただければ幸いです。

カメラ名の見出しと画像から、マップカメラさんのHP当該記事に新しいウィンドウを開く形でリンクしています。

第七回 PANON WIDELUX F8 LUX26mm F2.8

WIDELUX F8今回は変化球ワイドラックスF8。
二眼レフには少々ウルサイ私ですが、実はパノラマカメラにも一家言?先日まで、中判のWIDEPANを買おうか徹底的に悩んでました。
今回取り上げたWIDELUXに似た名前のWIDEPANという中国製のパノラマカメラは、もう10年近く前になりますが雲南西北の撮影の際、中継点として立ち寄る昆明の高級百貨店に鎮座していたのを目撃しています。
「うわー欲しいなぁ・・・でも、高いわ・・・コレ持って帰国するのもちょっとなぁ・・・うーん・・・」などと思いながら、米線食べた帰り道に眺めていたカメラ。パノンカメラ商工の技術供与を受けているとか何とか。

今までワイドラックスを使ってきて、カラーフイルムを通したのは今回が初めてのような気がします。
モノクロの場合、ここに掲載した写真のようにパーフォレーションを一緒にプリントしてもいい感じに仕上がるのですが、カラーだとコマ番号がウルサイ感じもあったので、本編掲載写真はパーフォレーション無しにしました。
ちなみにこの写真、本編掲載カットの隣のコマですが、単写真ならこちらの方がいいのですけど、組写真では浮くかなと思って差し替えました。何か久々に「写真を組む」という思考をしたのは、嬉しいような久々すぎて淋しいような。
それにしても、改めて見るとカメラ自体のブツ撮りがグダグダ感たっぷりで、えーと・・・反省しております・・・。

実は事前に某掲示板で、2008年11月発売の日本カメラにワイドラックスの記事が載るという情報を入手していまして、正直「コンテンツ(文章)の1/4でも被ったら、今回の写真機の回廊はお蔵入りにするか・・・」と内心ビクビクしていたのですが、蓋を開けてみたら2行被ってるかどうかといった全然違うものだったので胸をなでおろしたという裏話も。

しかしパノラマカメラもパノンカメラ商工が廃業し、知る人ぞ知るアートパノラマの富山製作所も音沙汰無くなり、当の昔に新品の二眼レフも消え去っています。ブランド名を隠したらどこの機種だか判らない、Made in 国外の「国産」デジカメを見るに付け、「カメラ大国日本」は当の昔に終わったのだなと少し残念な気持ちです。
「変わってゆく姿こそこの国なのだから」という昔聞いた言葉を思い出し、それに異議を唱えることもありません。

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第八回予告 このフォーマットを使うのは、雲南西北以来・・・?

「終わった」と書いておいて何ですが、実はまだ「カメラ大国日本」が生きているジャンルがありますので、そこへ。ただ、今回ほど徹底的に検証をしたりは出来ないと思いますが・・・ま、それなりに。

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写真機の回廊 過去掲載ログ

見出しをクリックすると内容が表示され、掲載画像からマップカメラ当該コンテンツにリンクしています

第六回 Mamiya-6 KII Sekor S 75/3.5

一歩間違えば「二眼里程標」の誕生を阻んでいたかも知れないキケンなカメラ。と予告してありました。それはマミヤ6という固体の話ではなく、カメラのカテゴリのはなし。
本当のところを言えば「二眼レフにしようか、スプリングカメラにしようか」迷ったのです。それは、わらわらとカメラが集まりつつあった頃。系統立てての収集で、世界最高品質でカメラのホームページでも作ろう!と思ったときのこと。
何が決め手となって「二眼里程標」が生まれたかは、無論「二眼レフが好き」というのが大きかったけれど、「スプリングカメラはヤヴァイ」というのも大きな理由でした。どう考えても、35mmから大判まで名機・迷機は限りないのに資料は乏しく、本気でかかって行けば(金銭的に)人生誤りそうなかほりがプンプンしていた。

さて、マミヤ6。またメイン画像で遊んでみましたが、アイディアも素材も何も無いところから作っていくのは結構時間のかかる作業。しかも、デジタル加工は際限が無い。自分の構えが無いまま加工してゆくと、どんどん沼にはまってゆきます。どこかで聞いたような話だな。と思って考えてみれば、暗室作業も同様かも知れません。
「ここをもうちょっと焼き込んで」と、そうすればきっとより良い写真になるんだ!と信じて何枚もプリントをして。翌朝、乾燥したものを比べてみたら、どれがどれだか判らない。結局、自分が納得するかどうかの作業ですね。
今回のリンク画像は、撮影はしたもののレイアウト上使わなかった画像。これも、何が掲載されたところで、本人以外は大して関係ない世界なのだろうな。と、ようやく悟りつつあるこの頃です。
カメラについては本編参照ということで(やや手抜き)。

個人的にはマミヤは好きです。ドイツの某社とは異なる、より良く使うためのアイディアとギミックは素晴らしい。デジタル全盛の昨今、会社的にも冷やりとする情報が流れた時期もありましたが、こういったメーカーには頑張って欲しいものです。
マミヤのカメラが二回続きましたが、もう一回だけマミヤの名機について書くことがあると思います。恐らくそれは、「写真機の回廊」の最終回。私が人生の中で最も使い倒したカメラについて。そして、写真について。

第五回 Mamiya C220 Sekor65mm F3.5

久々に二眼レフ登場。どの方向で行くかは簡単に「マミヤCシリーズ」と決ったのですが、迷ったのはC220にすべきか、C330fにすべきかという部分。いっそ両方掲載しちゃおうかなどとも思ったのですが、「写真機の回廊」の勝手に決めたガイドラインは、『誰もが憧れ認めるようなメジャーな機種ではなく、かと言って「こんなマイナーなカメラに価値を見出してますよ」といった嫌味感が出るような機種も避ける』というものなのです。
既に「二眼レフ」というカテゴリ自体がそれにマッチしてしまっているとも思うのですが、一応地味なC220に転んでみました。

当初は、二眼里程標の各カメラページと全く同じデザインでコンテンツを作成するつもりだったのですが、部分拡大画像のところに説明文を入れなくては解り辛くなると判断し、その構想は断念。ただ、メイン画像や色使いなどに、挫折したもくろみの名残が見えています。
また、二眼里程標本文中の言い回しを、そのまま流用している部分もありますのでご了承ください。二眼里程標は、天下のみんなで作る百科事典にも一部コピペされるこの頃ですが、画像・文章の流用はホントご遠慮くださいね・・・

それから、マミヤCシリーズは近接に強いのは周知のことですが、それを実際の比較として解りやすい形で掲載してみたのが今回のポイント。つまり「情報倉庫」もマップカメラに上陸です。
しかしこの「二眼レフでの近接」というのは、もっと丁寧に掘り下げられるコンテンツですので、いずれパラメンダーやローライナー等も含めた詳細なものにして、情報倉庫に掲載できればと思っています。
ちなみに被写体になった書籍は、ホームページ関連のもの。本当はクラシックカメラ専科などに寄っていきたかったのですが、「混沌の極み(つまり汚い)」絵柄をお見せするのに忍びなく。ただし、よくよく検証すると一冊だけ罠が紛れています。

実写画像は共に65mmを使用しています。カラーネガのため、スキャンには一苦労。シャープネスがやや低いのは決してレンズの性能ではありませんので。しかし、前回で底を極めた写真の質は若干改善???

第四回 Minolta Dimage Xt Minolta Lens5.7-17.1mm

二眼里程標の裏側。当サイトに掲載している画像の99%は、このDimage Xtで撮影されています。
寄稿のカテゴリは「ヴィンテージカメラ」。Xtを掲載できるかどうか心配しましたが、マップカメラご担当者様の視野の広さに救われて二眼里程標影の功労者掲載となりました。

小さな画像でもシャープネス・解像度に明らかな差が出るので、デジタル一眼レフを使用した方がより良い結果になるのでしょうけれど。では、何故コンパクトデジカメかと言えば、兎に角取り回しの良さ。
大して広くないワンルームで三脚や撮影用のボックスを広げると、一眼レフはより大きく感じて微妙な調整も一苦労。・・・なんてのはタテマエで、本当は金銭的大人の事情などもありデジタル一眼レフの買い時を逃してしまった中の一人です。Dimage Xt

今回のメイン画像はデジタルカメラらしく?Photoshopで遊ばせていただきましたが、画像加工ソフトを使うと本当にイロイロなことが出来てしまいます。書店にもそういった画像加工技巧書が多くありますが、この頃思うのは「何でも出来るからといって、いいものが出来る訳ではない」ということ。当たり前といえば当たり前なのですが。
以前どこかで、田中長徳氏の「どんなに加工しても、下手な写真は下手なままだ」といったニュアンスの辛口なコメントを読んだ記憶があります。なるほどそれも確かに。

このコンテンツを読んでくださっている方は、銀塩から入られた方でしょうか。それともデジタルから?私は長い間フイルムカメラと遊び、デジタルも使うようになった人です。
前述の技巧書にも、4x5でアオリを失敗したようなわざとらしいボケを加えた写真や、ミニチュア模型の写真のようにリアリティを失ったものが掲載されていたりもします。
著者としては、「被写体が浮かび上がった」「美しい光が加えられた」等と思って作成はしているのでしょうが(無論技巧的に素晴らしいものが大半で、決して全面否定ではありません)、何でも出来る画像加工で「いったい何を・どの程度・どうすればより良い写真になるのか」の判断は、結局人が行うのです。

つまり思うのは、銀塩の世界で揉まれたことは、デジタルの世界でも十分に生きてくるということ。
真夏の締め切った暗室の中で、フィルターの号数を選定し覆い焼きの小道具を切り抜いて、セーフライトのオレンジ色の光の下で試行錯誤したことは、デジタルの時代にも全く無駄にはなっていないと思います。私はまだ偉そうな事を言える技術も経験もありませんが、それだけは断言できそうです。

第三回 FUJI GW680III Fujinon90mm F3.5

Fuji GW680III当初はライカの予定でしたが、気が変わって大ライカになりました。大ライカと言うにはシャッター方式など異なる面は多いのですが。
三回目にしてようやく二眼里程標ちっくな?コンテンツとなったような。部分拡大画像のグダグダ寸前さも含めて。と、気付けば全体を見れる写真を掲載してなかった。ので、没カットですがメインコンテンツへのリンク兼全体図です(手ブレ注意)→

6X9よりも6X8、広角よりも標準と、ラインナップ内でも不人気な方へシフトした選択です。本文中は柔らかく書いてますがシャッターショックはかなり凄く、一回目の撮影でよさ気なカットをことごとくブレで失い再撮影に出るハメに。
シャープなカットと10倍ピントルーペで比較して「あぁ、ブレか」と気付くレベルのブレだったので、正直に言えば「Photoshopでアンシャープ上手く掛ければ大丈夫かな」という悪魔のささやきもありましたが。
スキャンして補正してリサイズして、みんなみんなのモニター環境が違ってという状況ですので、掲載の実写画像で云々評価するのはナンセンスです。
が、標準の無難さを差し引いても、レンズの切れと破綻の少なさは高いレベルにあると感じました。

また、今回も既掲載の実写画像も全て黒フチ付ですが、フイルムをスキャナーのガラス面直置きで取り込んでおり、たまたま構図もハマっていたので付けたまでです。私はノートリ至上主義者ではありません。雲南西北はじめ、常識的な範疇で普通にトリミングしています。水平出すの苦手ですし。
個人的には、先ず写真そのものの質があってこその黒フチと思いますので、質がこれより下がらないように・・・。

GWIIIシリーズが「ヴィンテージカメラ」かどうかには異論があるでしょうが、10年後20年後にはそうなり得るカメラです。ただ、現在のデジタルを始めとした市場を見るに、こういった機種が「最後の」ヴィンテージカメラになってしまうのかとも思います。

第二回 F&H Rolleicord I Triotar75mm F4.5

「二眼レフ総合サイト」と銘打ったホームページの管理人である以上、早目に二眼レフを掲載したいとは思ってました。が、しかし、頭を悩ませたのは「さほどメジャーではないけれどいいカメラ」という機種選定。
二眼レフが好きな人なら特徴的と思う機種たちでも、二眼レフにさほど興味の無い人には「同じようなカメラ」にしか見えないだろう。かといって、「うわ、何これ」的な機種を載せても遠い世界の話になってしまう。例えばウェルタ・パーフェクタとか。
そこで「ローライコード1型。メジャーと言えばメジャーですが、知らない人にとっては「うわ」でもあるかなと。

Rolleicod I正直に言いますと、二眼里程標掲載全機種で実際に撮影したことがあるわけではありません。ローライコード1型に決めてから、あれ?と思って記憶をたどると・・・撮影したこと無いなこれ・・・。本文中にある三重写しは無論実話です(キッパリ)。ファインダーの見えなさ加減に加え光線引きも発生し、当たり前ながら前回のペンタックスZ-1に比べれば大きく苦戦を強いられました。
また、撮影に使用したレンズフードはワルツ製の梨地仕上げ。アールデコに似合わなくはないけれど、やや微妙な・・・?そのお姿二眼里程標限定公開です。
画像からもメインコンテンツへリンクしていますが、入れ替わりの画像に特に捻りはありません。

しかしこの「写真機の回廊」に限らず、一旦自分の手を離れた作品は粗ばかりが目に付いてしまいます。自分のサイトと異なり簡単に修正もできませんし。二眼レフに詳しい人にはやや物足りない文章かとは思いますが、実写画像に関してはオリジナルのネガ・ポジを出来るだけ忠実に再現するように処理してみました。ぜひリンク先でご確認ください。
え?掲載画像が四面写真の使い回しに見える?な、何を、おおおおおっしゃいますか。ち、ちゃんと撮りおろしですってば。いや、本当に。

第一回 PENTAX Z-1 FA★24mm F2

PENTAX Z-1 使いやすさとは裏腹に、一部ペンタックスファン以外は「どんなカメラだったっけ?」という印象でしょうか。「管理人です」の中でも書きましたが、私の初カメラがペンタックスSFXnだったため、自然と次代のZ-1に移行しました。
デザインは・・・今見ると少々微妙でしょうか・・・。中国逃避行中と写真専門学校生だった頃に、全て単焦点の15~200mmと共に本当に使い倒したカメラ。今思えば、AF一眼やフイルムカメラが輝いていた時代でもありました。

ペンタックスのレンズはシャープさでは他メーカーに劣りますが、SMCコーティングの逆光時のゴースト・フレアの少なさ、像のしっかりした形成は他メーカーと比べて初めてその凄さに気が付きます。各レンズそれぞれ歪曲の少なさも特筆すべき部分。管理人は何故か広角のスタンダード28mmの画角が体質に合わず?、ずっとこの24mmを愛用。今もって6×7や4×5で、28mm換算を避ける病は続いていたりします。
結局は、カメラもレンズも適材適所。本当に久々の使用でしたが、AF一眼の使いやすさは流石です。

今回初稿ということもあり、あまりタワケタ文章も書くわけにいかなかったのですが「バブルを語るにゃジュリアナ」に加えて、無理矢理のように「里程標」の文字をねじ込むというささやかな抵抗を見せております。
サイト内の一ページではなく部分的な作成なので、意図しない効果が加わり背景色と文字色が近くなってしまい読み辛かったら申し訳ありません。次回以降はいま少し見やすい配色・レイアウトに出来ればと思ってます。
なお、実写撮影前の下書き段階で既にオチが書き上がっており、それに沿って撮影に出たというのは内緒でお願いします。

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