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二眼レフ用語解説

二眼レフカメラに関する専門用語を詳細に説明

解説文に関してのご注意

用語は全て「二眼レフに関して」という前提で解説しています。二眼レフ以外のカメラでは、用法が少々異なる場合もありますのでご了承ください。また語句の意味だけでなく、使用方法や注意点なども記載していますので参考になればと思います。

説明文最後のピンク色の言葉は別に解説があるものか関連性の高い語句、黄色の指定は「二眼入門」の中でそれが取り上げられているページを指します。
それぞれリンクの設定がありますが、ピンクのリンクで飛んだ場合リンク先の語句はページ最上部に表示されますので、位置が近い単語はスクロールで探した方が簡便な場合もあります。

M E N U

あ・か行 さ行 た・な行
は行 ま・や・ら・わ行  

あ・か行

赤窓(あかまど)
カメラ背面もしくは底部にあり、フイルムの裏紙に書かれた番号を確認するための小窓。
一般的に底部にある機種は、1枚目だけを赤窓で確認し2枚目以降はカウンターの数字を見ながら巻き上げたり、巻き止め機構が働いたりする方式が多い。
赤い色なのは、モノクロフイルムの赤色感度が低かった名残。カラーフイルムで赤窓を使用しても裏紙があるので問題は無いが、光が回り込んで光線引きをする可能性もあるので、カラー・モノクロ共に赤窓部分に直接光が当たらないようにした方が良い。→裏紙→スタートマーク合わせ→巻き止め→選ぶ→使う
アクセサリーシュー
ほぼ規格化されたアクセサリー(周辺機器)の取り付け部分。二眼レフでは、後年の機種ほど装備しているケースが多いように思う。現代では主に、ストロボ(フラッシュ)・小型露出計などの取り付けに使用する。ストロボ用の接点があるものは、「ホットシュー」と呼ぶ。
圧板(あつばん)
撮影位置に来たフイルムが、浮き上がらないように押さえるための平板。特殊なものを除き、裏蓋側に板バネなどを介して付けられている。押さえ圧が弱すぎるとフイルムの平面性が悪くなり、ピントがずれた写真になることも。強すぎるとフイルムに傷が入ったりもする。
後玉(あとだま)
一番後ろにあるレンズを指す。カメラの「レンズ」は、複数枚の単体レンズが組み合わさって出来ているのが通常なので、このような呼び方をする。前玉よりもフイルム面に近い後玉にある傷や汚れの方が、画質に影響を及ぼしやすい。→前玉(まえだま)→買う
裏紙
フイルムの裏面(ベース面側)に付いている遮光用の紙。スタートマークや各種フォーマット用のコマ番号が印刷されているが、中央の数字が6×6用。→スタートマーク合わせ→赤窓→使う
OEM
本来はブランド供給・製造元に対して用いられる語のようだが、製品の供給を受けて別ブランド(別名称)での販売を総称して使う場合も多い。
二眼レフでは、海外販売分を中心にタワーレフレックス25ソリゴールなど多くのOEMがある。これらのデータは非常に少なく、詳細不明の機種が多く存在する理由のひとつと言える。
オートマット
通常はセミオートマット機構を指す。裏紙の先端を巻き上げ側スプールに引っ掛けるだけという機種は、「マミヤフレックス オートマットA」や「フジカフレックス」位しかないのだが、メーカー呼称などで頻繁に「オートマット」は使われていた。→セミオートマット
カウンター
カウンターは右側面にあるのが一般的だが、特殊な場所にある機種も。手動でリセットするものと、裏蓋を空けると自動でリセットされるものとがある。完全な赤窓式の場合はカウンターは無い。また戦前の機種などで、巻き止め機構は無いが赤窓の代わりにカウンターを見ながら巻き上げる機種もある。→セミオートマット→赤窓→巻き止め→買う→使う
コマ間
撮影した画像の1コマと1コマの間隔。一般的な二眼レフではフイルム現像後にしか確認できない。巻き止め機構がある機種で、画像同士がくっついたり重なったりする場合は要修理。赤窓式の場合は自己責任です。→巻き止め→赤窓
コンデンサーレンズ
コンデンサレンズでも可。ファインダー上の明るさを高めるための凸型集光レンズ。体感はフレネルレンズ入りよりも明るいが、デメリットもありレンズ自体が重く重心が上に来てしまうこと。
通常はコンデンサー下部のピント面がマット状で、全面でのピント合わせが可能。一部機種は中央部のみでのピント合わせだったり、ファインダーでのピント合わせが出来ない目測式となっている機種もある。→フォーカシングスクリーン→フレネルレンズ
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さ行

最短撮影距離
読んで字のごとく、どれくらいまで被写体に接近して撮影できるか。距離はピント位置からフイルム面までで、通常1m前後。カメラに表記された数値より寄れる(ピントノブ・レバーが数値を超える)場合も。
ただし二眼レフの機構上、ファインダーで見える画像と実際に撮影される画像とはズレが生じる。プロクサーを使うことによって更に近接も可能。→視差補正機構→プロクサー→無限遠
撮影レンズ
→テイクレンズ
視差補正機構
二眼レフは、構図を決める(ピントを合わせる)レンズと撮影をするレンズが別であるため、ファインダー上の像と実写像にズレが生じる。視差補正機構とは、スクリーン上でマスクを移動させるなどしてその視差を補正するもの。ピント位置を近くするほど、視差は大きくなる。
補正機構が無くてもスクリーンサイズを小さくすることによって、「見えている部分が写らない」ということを回避している場合もある。→ビューレンズ→テイクレンズ→プロクサー→フォーカシングスクリーン
スクリーン
→フォーカシングスクリーン
スタートマーク合わせ
フイルム装填時の方式の一つ。裏紙に書かれたスタートマークを、指定位置まで巻き上げ合わせてから裏蓋を閉じる。その後所定動作(不要の場合も)をし巻き上げれば、自動的に1枚目がセットされる。
カウンターセットの方法は様々。セルフコッキングのものをセミオートマットと言うのが正しいかと思う。ただし二眼里程標内では、セルフコッキング以外もセミオートマットと書いている可能性が・・・。→赤窓→裏紙→セルフコッキング→セミオートマット→巻き止め→使う
スローシャッター
低速(シャッターが開いている時間が長い)のシャッター速度のこと。どこからどこまでという規定は無いが、一般的に1秒から1/30秒位を指す。撮影時には手ブレに注意が必要。→使う
セミオートマット
定義が曖昧だが多くの場合は、スタートマーク合わせでのフイルム装填機構のある機種を呼ぶ。ただし、セルフコッキングの機種のみそう呼ぶ人もある。
二眼里程標内では両者が使用されているので、スタートマーク合わせの機種と理解いただければと思う。→セルフコッキング→チャージ→スタートマーク合わせ
セルフコッキング
フイルムを巻き上げる動作に連動して、シャッターがチャージされる機構のこと。→セミオートマット→巻き止め→チャージ→選ぶ
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た・な行

チャージ
シャッターチャージ。シャッター駆動用のバネをセットする行為。
撮影ごとに手動でセットするものと、フイルム巻き上げの力を利用し自動的にセットされるもの(セルフコッキング)とがある。手動のものは、シャッター外周のレバーでチャージするのが一般的。また、安価な機種ではチャージ不要なエバーセット式も。→セルフコッキング→選ぶ→使う
吊り金具
文字の通りカメラを吊るために、ストラップを取り付ける金具のこと。ストラップアイレットとも言う。一般的なのは、平紐を通し折り返して留めるタイプ。
専用のものしか取り付けられない形状も意外と多いので、購入時のチェックポイント。革ケースがあればぶら下げられるが、フイルム交換などは手間となる。
テイクレンズ
前面下側にある撮影用のレンズで、画像の形成・画質に係わるのはこちら。ビューレンズとは別のもので上下に離れているので、ファインダーで見えた画像とは若干異なって写る。通常は各メーカーが最も力を入れた部分で、焦点距離・明るさ、画質などカメラによって様々。→ビューレンズ→レンズ構成→選ぶ
透視ファインダー
スポーツファインダー・アイレベルファインダーとも。ピントフード前面に素通しやガラス入りの枠があり、背面から覗くことにより目高でフレーミングを決められる。一部独自の方式を採用する機種もある。
ただ、ピント合わせは目測となる場合がほとんどで、フレーミングもかなりアバウト。
内面反射
テイクレンズを通る光が、レンズ内やフイルム室内で乱反射することを指す。撮影画像にコントラストの低下や、明るさのムラといった影響が出る。
対策としてフイルム室内にバッフル(遮光壁)を設けたり、ザラザラしたつや消し塗装を施してある場合も。無論、一切対策の無いカメラもある。自身で植毛紙を貼り付けることなども可能だが、それ自体の写りこみには注意。→テイクレンズ
二眼里程標(にがんりていひょう)
カメラ関連サイトの中で、世界最高水準を目指して2006年に作成された二眼レフ総合サイト。いや、ホントそのつもりでした。→二眼レフ総合サイトトップページ
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は行

ビューレンズ
前面上側にあるピント合わせや、ファインダーでの構図確認用レンズ。テイクレンズとは別のもので上下に離れているので、ファインダーで見えた画像と撮影画像は若干異なる。つまり撮影画像の画質には一切関係ないので、ビューレンズの多少の傷やカビは大きな問題にはならないとも言える。
ビューレンズの明るさがスクリーンの明るさに繋がるので、撮影レンズよりも若干明るいものも多い。→テイクレンズ→視差補正機構→フォーカシングスクリーン→レンズ構成
ピントルーペ
ファインダー上でピント合わせをする際、像を拡大し補助する。ピントフード前面裏側に格納されているものが多いが、フード後方にあるものも。拡大の倍率や視野の広さ、歪曲収差(周辺部の直線が曲がって見える)の大小など様々。枠が大きく遮光性に優れるものも良い。→使う
フォーカシングスクリーン
ピント合わせのための焦点板。ピントグラスなどとも呼ぶ。ガラスやアクリルの片面(通常は下側)をスリガラス状にして、ファインダーレンズを通りミラーに反射した光を結像させる。
ファインダー像を明るくするために、フレネルレンズやスクリーン自体のコンデンサーレンズ化など様々な工夫が施された。
水平・垂直を取るための補助線が入ったり、サイズも視差をカバーするために小さ目なものも多い。→ビューレンズ→フレネルレンズ→コンデンサーレンズ→買う
フィルム
撮影した画像を記憶するための感光剤。一般的に使用できるものは「120」という規格で、ブローニーフイルムとも呼ぶ。二眼レフでの撮影枚数は12枚。いわゆる「普通の」フイルムとは異なり、巻き戻す必要はない。
ちなみに二眼里程標管理人は「フイルム」と書く少数派。→選ぶ→使う
フレネルレンズ
薄いアクリルやプラスチックの板に同心円状の溝を彫り集光性を高め、スクリーンの明るさを改善するために用いられた。ピント合わせがしやすいように、中央部は溝が入っていない(センターマット)場合も多い。
フレネルレンズ入り≠ピントの合わせやすさ。明るければ必ずピントの山が掴みやすいというものでもない。
大概スクリーンとは別の部品で、両者の間に汚れが入り込む場合も。→フォーカシングスクリーン→コンデンサーレンズ
プロクサー
近接撮影レンズの総称。クローズアップレンズ。取り付け方法や撮影距離などを、「二眼の周辺」の汎用アクセサリーのページで詳しく解説している。→Bay1
ヘリコイド繰り出し式
ピント合わせ方式のひとつ。螺旋状のネジ溝で前後すると思って差し支えないだろう。
同じヘリコイドでも直進式と回転式とがあり、レンズ自体が回転しない直進式は工作精度の問題もあり採用している機種は少ない。代表機種はミノルタオートコードなど。
回転式では、上下レンズをギアで連動させるリコーフレックス7型などが代表例。こちらはただ単に「レンズ回転式」と呼ばれることも多い。→前板繰り出し式
Bay1(べい・わん)
レンズ前面にアクセサリーを取り付けるためのバヨネット規格。B30とも呼ぶ。Bay2・Bay3などもあり、順にサイズは大きくなる。外側と内側のバヨネットを使って、2つのアクセサリーを同時に付けることも可能。
発生元はローライの二眼レフだが、規格がオープンにされたものではないので特に内爪を使うアクセサリーは相性の問題で取り付けられない場合もある。
また、「Bay」自体が「バヨネット」の意味なので、「Bay1バヨネット」と呼ぶと厳密には語句の重複。ただ、当サイト内では頻出している。
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ま・や・ら・わ行

前板繰り出し式(まえいたくりだししき)
二眼レフのピント合わせ方式の一つ。同じボードに固定されたビュー・テイクレンズが、平行に前後することでピント合わせを行う。左右の同期には、勾玉状のカムが利用されていることが多い。
実際には、カメラ前部にある前板とレンズの乗っているボードとは別部品の場合が多く、前板の平行が狂っているのが即ピント不良と言うわけでもない。→ヘリコイド繰り出し式→買う
前玉(まえだま)
一番前にあるレンズを指す。カメラの「レンズ」は、複数枚の単体レンズが組み合わさって出来ているのが通常なので、このような呼び方をする。前玉の少々の傷は、さほど画質に影響はしない。→後玉(あとだま) →買う
巻き止め
フイルムを巻き上げた時に、自動的に次のコマの撮影位置でロックが掛かり止る機構。機構部分がカメラ内部にあるものと、外部に露出しているものとがある。→赤窓→セミオートマット→セルフコッキング →使う
無限遠(むげんえん)
最も遠い撮影距離で、距離指標は「∞」のマークが多い。通常はそこでピントノブやレバーが止まるようになっている。無限大と呼ぶ人もあるが無限遠が正解(のはず)。→最短撮影距離→買う
ルーペ
→ピントルーペ
レンズ構成
一般的な写真用レンズは、複数枚のレンズが組み合わさって構成されている場合が多い。
構成は○群○枚と呼ばれ、2枚のレンズを貼り合せて使用している場合1群2枚となる。3枚全てが張り合わせの場合は1群3枚だが、3枚がそれぞれ独立している構成は3群3枚となる。
二眼レフに使用されている代表的な構成は、3群4枚のテッサータイプと3群3枚のトリプレットタイプ。構成枚数が多いからと言って、良いレンズとは言えない面もある。→ビューレンズ→テイクレンズ
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