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サイト完成に

目の前に二眼レフが一台ある。
ここを訪問してくれた人なのだから、あなたはそれを手に取るでしょう。そこから先がこの「二眼里程標」を作成する上で最も重要視し、最も頭を悩ませましたところでした。
おそらく私はピントフードを開くだろう。けれど彼は先ず裏蓋を開け、別の人はレンズを凝視する。もしかするとあなたは、手に取ったそのカメラを直ぐに置いてしまうかも知れない。それは何故か。

ここを読んで下さっているあなたは、写真を始めた頃のことを覚えていますか?
私はカメラが欲しくて、雑誌の最後に載っているカメラ店の広告を本当に穴が開くほど見ていた。「ME-S 50/1.7 18000円 LX body 76000円 6×7M-UP TTL 105/2.4 152000円」その差は何かすらは勿論、そこに書かれているローマ字や数字の意味が全く解らなかった頃のこと。

この頃慣れてしまったせいもあるのでしょうが、ネットに存在する専門的な情報は意外と少ないと思い始めています。無論全てのジャンルに当てはまることではありませんが、カメラの説明文を書く際の参考資料も既存の書籍に頼ったものがほとんどです。
ならば詳細な情報紹介に徹した愛好家向けのサイトを作ろうと思ったのですが、完成間近になって突然思い立って製作したのが「二眼入門」です。

専門家が専門家に向けてだけ発信することが主になった世界は、先細り廃れてゆくだけだと思うのです。趣味の世界としてのそれを否定的には捉えませんし、たかだかこのサイトのページひとつで大きな流れが変わるなんて思ってはいないけれど。
ただそれは十数年に渡って私を楽しませてくれ、苦しませてくれた銀塩写真の今への願いと希望のささやかな発露です。

デザインも画像も文章も、自分の才能の無さにうんざりするホームページ製作の日々でした。
けれど、先ずピントフードを開く人にもレンズを凝視する人にも、何を手にしたら良いか手に取ってどうしたらいいのか迷っている人にも、このサイトの中から何かが伝わればいいなと思っています。

サイトを作り終えて、「カメラを並べるのも結構だけど写真は撮って何ぼだろ」ってもう一人の自分が私に言います。現時点ではまだプレオープン?にもかかわらず、早速「写真は見せてくれないのか」とのメールも頂きました。

みんなみんなで写真を撮りましょう。素敵なカメラを使って。

2006/05/28

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