イコフレックス

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7 : 名前:まーちたり 投稿:09/12/06(日) 17:58:48

イコレフ3型をもう一台入手しました。出てくるときは連続で出てくるものですね。
しかし、不注意で2台目を入手早々に病院送りにする破目に・・・。
どうせ業者さんに診てもらうのなら、と思い、
管理人様はじめ3型をご存知の方にお教えいただきたく書き込みます。
この3型というカメラ、カウンターが1を指さないとシャッターが切れないのが正解でしょうか。
ボディと裏蓋の接合面に突起が出ており、これでカウンターを進めているようですが、
これが押されていないと巻き上げレバーを操作してもシャッターがチャージされません。
(これを押しただけでもチャージしてくれないので他にも何かあるのか)
1台目はそうなっているのですが、2台目はどんな時でもシャッターが全速切れていました。
壊したのは2台目の方なので、カウンター連動も調整してもらうかどうかを業者さんへ伝えるべく、
只今情報を集めているところです。
もっとも、業者さんが知っている可能性のほうが高いのですが(汗)。
もし、ご存知でしたらお教えくださいませ。

8 : 名前:二眼里程標管理人 投稿:09/12/06(日) 23:09:57

まーちたり様こんばんは。
スレッドが上がっていなかったようで、気付かずに申し訳ありません。
イコフレックス3型に似合うレンズフードというのもナカナカ敷居が高そうですね。

さて、動作の件ですが、私の所有する3型も万全とは言い難い状態かと思いますが、
カウンタが「1」以前であってもシャッターは切れ、フイルムが入っていなくてもカウンターが進み、
シャッターも切れます。
また、本体と裏蓋の上部接合面のピンの抑えが開放される(裏蓋が開く)とカウンターがリセットされます。

ただし、裏蓋を開いた状態で巻き上げクランクを動作するとマズイ感じです。
クランクが中途から異音を伴い明らかに「故障につながる」感が漂います・・・
ただ、裏蓋開放状態でクランクを動かしてしまうと、引くに引けない他の動作を受け付けない状態になり、
嫌な異音を聞きながらクランクを動作終了位置まで動かすことになってしまいます。
(シャッターチャージはされるようです)

これが正しい仕様なのかはわかりませんが、少なくとも私の所有機では
裏蓋を開いた状態でのクランク操作は厳禁!ということになりそうです。

9 : 名前:まーちたり 投稿:09/12/07(月) 22:45:50

管理人様、こんばんは。
早速のご回答、ありがとうございます。
どうやら3者3様(笑)のようですが、当方のは2台とも裏蓋開放状態でも
異音、引っかかりはせず、そのままチャージ状態に入るみたいです。
もっとも、1号機はそれで巻き上げてしまうと、カウンター「1」まで
シャッターが切れないため、実際のフィルム装填以外では巻き上げる必要がありません。
1号機が引くに引けない状態になるのは、ある意味では管理人様所有機と同様です。
ちなみに、この連動のため、レンズ、シャッターのチェックも出来ません。
かろうじて、Bでシャッターを開いておき、裏蓋を開けるという暴挙に出れば、
レンズのチェックは出来ますが。
2号機は壊してしまったので、何ともいえませんが、
故障の原因は、セルフタイマーに起因すると思っています。
クラカメのセルフは鬼門というのはわかっていましたが、嵌ってしまいました。
ただし、この機能しなかったはずのセルフも、故障していたのか、
前所有者が「殺して」いたのかは、不明です。
とりあえず、シャッターチャージとカウンターが問題なければ
撮影可能ですので、本日修理業者のところへ持ち込んできました。
そのとき、上記の話をしたのですが、底にも突起が出ているのに気付き、
どうもそれが何らかの動きに関連している様子。
しかし、今回の修理は前板からのシャッターへのアプローチだけで十分で、
この連動機構を確認するには側面を開けねばならず、リスクとコストを伴うため、
とにかくシャッターが復活するようにしてもらうことのみの依頼としました。
イコレフ3のような、ちょっと凝った構造のものはやはり壊れやすいとのこと。
いまはとにかく、名人の腕により無事復活してくることを祈るのみです。
次はフードですね。探し出さなければ!

10 : 名前:二眼里程標管理人 投稿:09/12/08(火) 09:16:14

いやはや、イコフレックス3型の操作系は三者三様ですか・・・
私の所有機では、シャッターチャージ後裏蓋を開けてBでレリーズすれば
レンズチェックなども簡単にできます。
無論、これが新品時の正しい動作なのかはハナハダ疑問ですが。
また、セルフタイマーは入手時から故障していますが、無くても困らないのでそのままになっています。

底部の突起は、フイルム室内の板状のものでしょうか?
これは、フイルムが入っている場合に、クランク下の丸窓に赤い「F」マークが出る仕様のようです。

独創的なスタイルと仕様のイコフレックス3型ですが、やはり謎が多いですね(笑)

11 : 名前:まーちたり 投稿:09/12/09(水) 02:49:39

こんばんは。
フィルム室内部の板状のものの横辺りに、何かピンが出ていませんか。
上側のピンはカウンター用のみっぽいので、底側のピンがシャッター制御と思われます。
でも、変な操作をすれば、へそ曲げそうなカメラですので、あえて試すのは止めておきます。
こんなヘンに凝ったことするから、ローライの後塵を拝することになったんですよ、多分。
しかし、個人的には素晴らしいカメラだと思っていますが(笑)

12 : 名前:二眼里程標管理人 投稿:09/12/09(水) 21:35:49

完全に見落としてました。底部側からもピンが出てました!
ということは、イコフレックス3型のフイルム室内にはピンが二本出ているということに。

折角なので、ピンを押し込んだ状態で壊れない程度に操作してみたところ、
下部のピンを押し込んだ状態では、前述の異音なしにクランク操作ができたので裏蓋開放感知用、
ボディ上部のピンが押し込まれていない状態ではカウンターが進みませんので、裏蓋を開けた時の
カウンターリセット用ではないかと(両方押し込んだ状態で操作できませんでした・・・)。

断定はできませんが、この確認の為に開けるのも嫌ですので(笑)
(ただし、イコフレックス3型は、側面にねじ山がむき出しなので開けるだけなら簡単です)
/fghij/ikoflex3.php

不思議な作りと言えば、スパーブ /pqrst/superb.php に代表されるフォクトレンダーですが、
ツァイスイコンもナカナカ謎のようですね。

13 : 名前:まーちたり 投稿:09/12/10(木) 00:56:00

作られた時代を考えると、最高の設計なんでしょう。
でも、やっぱり凝り過ぎのような気がします。
構造はシンプルな方がいいのかもしれませんが、フォクトレンダーにしろ、
ツァイスにしろ、「複雑=技術の結晶」的なところがあるようで、
むしろそういう部分がメカフェチにはたまりませんw
ちなみに、入院中の2号機は、うまくいけば年内に帰ってきそうです。
何とか直ってくれればいいのですが。

14 : 名前:木村 投稿:09/12/14(月) 02:29:55

みなさんこんばんわ。
だいぶイコフレックスで盛り上がっているようでイコフレックスファンとしては、うれしいです。
私もイコフレックスは何台も持っておりますが、3型はなかなか見つけることができません。
フードの件ですが、おそらく37mmかぶせのタイプだと思いますが、ツァイスイコン製のものがあるはずです。
スーパーイコンタ532/16や戦後のイコフレックスシリーズ全てに合うものです。
フォクトレンダーのベッサU用もそのサイズです。新宿 中古カメラ市場で見ました。
但し、広角用のようで逆光対策には向きません。
イコフレックスはフィルム室が狭く内面反射の影響を受けやすいようで、逆光対策には苦労しました。
同じようなレンズを使っている蛇腹のスーパーイコンタ532/16はそこそこ逆光に強いです。
ノンコートのスパーブもフィルム室が大変広く、内部にフェルトが貼ってあるのでかなり逆光に強いです。
コーティングレンズのローライフレックスX型やイコフレックス2Aは非常に逆光に弱いです。
どちらもフードでは対策しきれません。内部(特に下)にフェルトを貼るのが良いかと思います。



15 : 名前:まーちたり 投稿:09/12/15(火) 00:58:24

木村様、こんばんは。
どのカメラでも欲しい時には見つからず、大枚はたいてやっと手に入れたと思ったら、
もっといいのが直後に出てきたり、とかなかなか難しいですよね。
さて、37ミリフード、行きつけの中古屋ではなかなか見かけません。
walzとかACEとかのメーカーのものを、毎日ヤフオクで探しています。
聞くところによると、コニカのコニフードも37ミリの設定があったそうです。
しかし、フードより内面反射対策が有効とは、いいことをうかがいました。
それならヨドバシでも手に入りますし。
手元にあるローライやセムフレックスにも対策してしまいそうです。

16 : 名前:まーちたり 投稿:09/12/26(土) 01:51:10

こんばんは。
イコレフ3、無事退院してきました!
セルフの引っ掛かりが原因で、シャッターチャージのための装置が、
本来動かなければならない距離を動けず、
チャージできずに戻ってしまっていたことが原因だったとのことです。
シャッター部分のみでしたので、表皮なども最低限の剥がしで済んだようで、
見た目も悪くなりませんでした。
ただ、セルフをどう使うのか、また裏蓋開放でのシャッターレリーズ機構など、
その辺をやりだすと動かなくなる可能性もある機種なので、
撮影できれば問題なし、の修理でとどめましたので、謎は残っていますw
ともあれ、部品取り用のガラクタにならなかったので、一安心です。
近々、復活記念の撮影に連れ出します。

17 : 名前:二眼里程標管理人 投稿:09/12/28(月) 01:07:04

まーちたり様こんばんは。
イコフレックス3型無事退院おめでとうございます!結構早かったですね。
独特の機構・仕様のカメラは、修理業者さんも腕の見せ所でしょうか。

80/2.8テッサーの実写画像というのはWEB上には非常に少ないので、
来年早いうちに二眼レフを中心とした「写真サイト」を立ち上げて、
そこにイコフレックスもどんどん参加させて行きたいなと思ってます。

18 : 名前:まーちたり 投稿:10/01/09(土) 02:07:31

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて、我が家のイコ3ですが、本来の動作をしていると思われる1号機の
アルバダファインダーにカビがありまして、正面からミラー上に見えて目立つので、
実用機2号機のきれいなモノと交換してみようと素人判断で外してみました。

押さえの金具が崩壊し、少々焦ったのですが、それ以上に驚いたのはアルバダファインダーが
貼り合わせのガラスブロックになっていたことです。
(こういうものはそれで当然なのかもしれませんが、何せ素人なものでして)

カビが拭ければいいや、程度の考えだったのですが、接着してあるため外れない。
ここがダメになったらこのカメラの値打ちが下がる、と中古屋では言われたのですが、
確かにそのとおりで、表面以外は通常であれば修理はおろか清掃すらできません。
別のジャンク品から交換するにも、部品が手に入る可能性は非常に低いですし。
やはり当時の高級機、ある意味とんでもない仕様です。

19 : 名前:木村 投稿:10/08/16(月) 23:13:02

管理人様こんばんは
特にイコフレックスと言うわけではないのですが、行きつけ中古カメラ屋で私が手放したイコフレックス2を買っていただいた方に会いました。
(実は2度目ですが)
その方は20代前半で二眼レフや蛇腹カメラの形が好きだと言うことで使い始めたそうですが、理由もそうですが、このような若い人が
120判のフィルムカメラを使うということに、喜びを感じました。
中古カメラ店の常連などという人たちは、若くても私のようなオッサンでほとんどがそれより上のジイ様ばかりです。
フィルムメーカーのフジも120判カメラの新製品を出した翌年にプレスト120判を生産中止にするといった意味不明な行動をとっています。
私たちは少しでも多くの若い人たちに二眼レフをはじめとしたフィルムカメラ知ってもらうように勤めなければならないと思いました。


20 : 名前:二眼里程標管理人 投稿:10/08/18(水) 20:19:50

全体的に見れば、クラシックカメラやブローニーユーザーは年配の方が多いのでしょうが、
最近Twitterなどで遊んでいると、結構若い方や女性の方がフイルムカメラや中判を始めたとか
暗室道具揃えたといった書き込みも散見されます。

フイルムカメラやフイルムの良さをアピールするのは、それぞれ出来ることが違うと思いますが
積極的にブログで写真やフイルムの良さを公開したりといったこともいいと思います。
無論「フイルムを使う」ということこそが、フイルムの延命につながるのですが。

21 : 名前:スレッド統合 投稿:10/08/30(月) 00:28:23

1 : 名前:木村 投稿:10/07/04(日) 03:05:43

みなさんこんばんわ。
ついにイコフレックス ファボリットを入手しました。
前回フェバレイトと表記しましたが、ほとんどの書物にファボリット又は、ファボリートと書かれているので、ファボリットでいきます。
これは、イコフレックス2aの後継機にあたり、イコフレックスシシーズの最終機で、1956年発売で1960年まで販売されていたそうです。
概観は、イコフレックス2aにそっくりで、銘阪だったところに露出計が付き、管理人様の言われていたフォーカシングノブの高さが高くなった辺りが主だったところです。
また、ピントフードの透視ファインダーとして開く部分が山型だったのが平らになり、ZEISS IKONの銘阪が黒に、シャッター周りのZEISS IKONの銘阪がクロームに変わっています。

内容に関してはものすごく変っています。まず、フルオートマットになっています。ローライと違うところは、細軸の間を遠さなくてよく、そのままフィルムを入れるだけで済むことです。
ピントフードはローライと同じタイプになり、レリーズボタンは相変わらずボディー側にあるのですが、シャッターの中心付近まで下りてきました。
重要な点は遮光バッフルが付いたことで、これが購入の一番の動機です。
ひとつ困ったことは、露出計とLV式のシャッターです。ファインダーから露出計の数値をみて、フォーカシングノブの指標をみて、絞り、シャッタースピードをセットするのですが、まるでカメラに
スタデラをくっ付けて使っている気分です。
露出計と絞り、シャッターが連動するのは1959年からなので、このころは露出計が付いているだけでありがたかったのでしょうし、露出計を使うためのLV式シャッターユニットなのでしかたありません。

それにしてもこのシリーズ最初の1型と3型以外は使ったことになるのですが、2型以降おそらく同じボディーダイキャストをつかっているのですが、使用方法や、内部構造をよくもここまでかえたなと感心します。

とりあえず試写が終わったらまた報告したいと思います。


2 : 名前:二眼里程標管理人 投稿:10/07/13(火) 08:38:07

私は露出計ありの二眼レフは自己規制しているので、ファボリットには縁がありませんが
筐体は同じでもレンズ周りの印象が全く違うので、非常に目を引くカメラですね。

フルオートマットの二眼レフは、ローライフレックス各型を含めて4モデルのみ。
カメラ界を牽引していたツアイスイコンが威信をかけてフルオートマットを達成した時、
時代は既に35mmに移っていたとは何とも皮肉なものです。