SuperbVoigtlander Heliar 75/3.5

フォクトレンダー(Voigtlander)製二眼レフカメラ「スパーブ」 ヘリアー(Heliar)レンズ搭載

スタート66S タワーレフレックス
Superb
スパーブ
Superb
スパーブ
Superb
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スパーブ(Superb)は、ドイツのフォクトレンダー(Voigtlander)より戦前に発売された特徴的な二眼レフカメラだ。大メーカーでありながら、フォクトレンダーのピント合わせが出来る二眼レフは当機とフォーカシングブリラントしかない。
スパーブには前期・後期のバリエーションがあり、掲載機は後期型になる。前期型は吊り金具の形状が異なり、ピントフード中央を倒す透視式ファインダーが無い。また、掲載機は背面中央にも赤窓があるが側面のみのものの方が多い印象。

スパーブは、ライバル・ローライフレックスが採用した機構を出来るだけ避ける仕様となっており、「へそ曲がり」と称されたフォクトレンダーの意地が見える二眼レフに仕上がっている。
また、好みはあるかと思うが、ピントフードに付けられた七宝のエンブレムや銘板の刻みなど細部の作り込みも非常に良好。曲線の多いデザインやニッケルの鈍い光と合わせ、優美な雰囲気を醸し出すカメラである。

二眼レフとしては珍しく、フイルムを横方向に送る方式を採用しており裏蓋は分割して左右に開く。そのため、カメラ両脇に確保されたフイルム室の膨らみで印象的なデザインとなっている。
近接撮影時には、ビューレンズ・ミラー・スクリーンがひとまとまりのユニットとして前傾し、二眼レフの弱点である視差を補正する方式。
シャッタースピードは、シャッター外周のリング上に逆文字で刻印されており、プリズムを介して上部から見た場合に正文字で見られるという非常に凝った仕様。そのプリズムも可倒式になっており、セットした数値をカメラ正面から確認するのにも支障がない。また、フイルム巻き上げは左側面にあるレバーを水平方向に操作して行うが、レバー巻き上げの二眼レフというのも非常に珍しい仕様だ。
テイクレンズは4枚構成のスコパー(Skopar)と、5枚玉ヘリアー(Heliar)とが用意され、共にフォクトレンダーを代表する名玉の呼び声高いものだ。しかし、独創性に富んだスパーブであったが、後継機が発売されることはなく当機一代限りのブランドとなってしまったことは非常に残念だ。

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データ表 Superb スパーブ

メーカー 生産国 生産年
Voigtlander フォクトレンダー ドイツ 1933年
ビューレンズ
Voigtlander Anastigmat Helomar 焦点距離未記載/3.5 ヘロマー
テイクレンズ
Voigtlander Heliar 75/3.5 フォクトレンダー ヘリアー
絞り 絞り羽根 最短撮影距離
3.5~22 10枚 0.8m
フード取り付け
27mmねじ込み式 29mm被せ式
シャッター
Compur T・B・1・2・5・10・25・50・100・250
シャッターチャージ
独立式 T・Bはチャージ不要
レリーズ
シャッター外周レバー 押し下げ式
巻き上げ 巻き止め
左側面レバー 1枚目赤窓 以降カウンター合わせ
ピント合わせ
シャッター最外周レバー
スクリーン 視差補正
通常 水準器 ファインダーユニット前傾補正
内面反射対策
無し
フイルム送り
右→左
実測サイズ 三脚ネジ
H139×W95×D90mm 920g 大ネジ
入手難易度
★★★
データ表の見方

シャッターリング周り

指標用プリズム

絞りダイヤル

ピント無限遠・最短撮影距離

裏蓋開放

ネームプレート周り

ピントルーペ

革ケース
管理人の戯言
挙げればキリが無いフォクトレンダーの名機スパーブの特徴ですが、ファインダー内の水準器やカメラ前面の独立した絞りダイヤルも珍しい仕様です。また、スパーブは数少ないカメラ店購入機種。10年前に比べると格段に買いやすくなったように思います。「スパーブが10万なんて何時時代の値段だよ。」とは管理人が購入した新宿のカメラ屋さんの弁。
私も昔は「戦前のカメラなんて触ると何か取れそう・・・」って本気で思ってましたが、保存状態がちゃんとしていればそんなことはありませんので。カウンターの戻りが悪いものや、プリズムの欠けは要注意です。戦前のカメラですので光線漏れにも。

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