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カメラメンテナンス用品

ベッセル マイクロドライバー

ベッセル マイクロドライバー刃先エンド部分

カメラの修理をする方には定番といえるだろうか。
ハンド・エアーツールメーカーのベッセルから発売されている精密ドライバー。ホームセンターや東急ハンズなどでも取り扱いがあり、入手は容易であるし価格も安価なので一本あると非常に重宝します。

修理を教えていただいた方が使っているのを見て、目から鱗。即座に探し購入しました。
通常の使用感も良好ですだが、使い勝手の最たる部分はその細さと長さ。二眼レフのピントフードを固定している四本ネジを外す際にぜひ使っていただきたい。
短尺の精密ドライバーでは、ピントフード側面に手が当たってネジを回し辛いが、これを使ってから作業効率が格段にあがり、ネジ山をなめることも(ほとんど?)無くなりました。

精密ドライバーの早回し用エンドは実用にならないものも多いですが、こちらは十分実践可。全長がある分押す力も掛けやすく、一般的な使用での強度も申し分ありません。
今では完全に私の中心的工具となっています。刃先が気持ち厚いので、ダイヤモンドヤスリで削って使うとより良いかと。刃先幅のサイズは、1.8mm・2.5mm・3.0mmあり。

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ハクバ レンズペン

ハクバ レンズペンクリーニングチップブラシ部分

写真用品メーカーハクバ産業の優れものレンズクリーニング用品。
私はこういった小物をすぐ失くす(と言うか、必要なときに見つけられない)タイプなので、4~5本(か、それ以上)をイロイロなところに分散して所有している。
レンズクリーニングは溶液とペーパーにこだわる人も多いと思いますが、拭きムラを残さないようにするにはある程度の熟練が必要。手軽さからも、レンズペンはお勧めです。

クリーニングチップはセーム革で、反対側にはホコリ取り用のブラシ付き。
指紋などの油汚れも一発で綺麗になり、拭きムラも全くと言ってよいほど出ません。何度か使用しているとチップのカスが少し出ることもありますが、ブロアーで飛ばせば問題ないレベル。
キャップ内部に汚れを吸着するスポンジのようなものが付いているので、レンズ清掃後はキャップをはめて数回回転させるとチップのクリーニングになるとのこと。
定価はスペアのチップが付いて1800円ですが、量販店などでは1000円少々で売られているようです。現在は写真のものの他に、チップの大きさなどの違いで4種類ほどがラインナップ。

注意点としては、チップとブラシの部分になるべく手の油などを付けないように。無論、レンズクリーニングは、レンズ面のホコリをブラシやブロアーを使って十分に落してから行いましょう。ホコリが付いたままレンズペンでゴシゴシするのは、レンズの傷の元ですので。

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エツミ ジャイアントブロアー

エツミ ジャイアントブロアー

数あるブロアーの中でも定番のもの。用品メーカーのエツミ製。
量販店では小型のもので2200円、大型のもので2600円前後で販売されているようです。

ブロアーはゴム球の部分が大きく、ノズル径が大きすぎないものがエアーの力が強く使いやすい。小さいものは持ち運びには便利ですが心もとないので、ある程度大きめのものをお勧めします。
ホコリを払うブラシとブロアーがセットになっているものもありますが、それらのブロアーはオマケ程度。きちんと専用品のブロアーを別に持った方が良いでしょう。

レンズやボディの他に、フイルム交換時にフイルム室内のホコリも飛ばしておきましょう。
威力を考えればスプレー缶タイプの方が強いのですが、ブロアーは簡単に風圧の加減が出来るのと、機構上壊れる要素はほとんど無いのでコストパフォーマンスが格段に良い。
右のものは12年ほど使っているが、ノズル部分が外れやすくなったので接着したくらいで壊れる気配は全くありません(追記:14年ほど使ったところで、大型の方の赤いゴム部分がベトベトに変質したので、赤いラインをこそぎ落としました。当然、まだまだ現役で使用しています)。

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ソフト99 革ビニール手入れ剤

革・ビニール手入れ剤

二眼の周辺に掲載しているもの全てに言える事ですが、これでなくちゃダメということではありません。
たまたま私が使用して・使用していて、これはいいなと思ったものを勝手に掲載しているだけですので。

今回はソフト99製の革・ビニールの汚れ落とし剤。ホームセンターなどで購入可能で、売価は500円前後だったと記憶しています。
ただ、二眼レフ全体の汚れ落としに使うと、意外と無くなるのは速い感じですのでコストパフォーマンスは△。

塗って暫く放置しておくと汚れが浮き上がってきます。その効果はかなりのもので、「ビューティフレックスD」や「ヤシカA」もこれでクリーニングしてから掲載しました。
前者は革のシボに白カビが多く、後者は革ケースから染み出たと思われる茶色の汚れで一時は掲載をためらったほど。本来なら、使用前・使用後の写真を掲載するべきところですが…。

注意点としては満遍なく広げて塗ることと、ツヤがかなり強く出るので革ケースなどに使用する場合は、目立たない部分で試してからの方が良いと思います。
何度か乾拭きをすればツヤもある程度落ち着きはしますが、二眼レフの革は非常に薄いものもあるので、作業はできるだけ慎重に。