バンテリンでお馴染みのコーワ製二眼レフ・カロフレックス(Kalloflex)。コーワは、コーワシックスやコマフレックス、コーワSW・UWなど特徴的なカメラを多く発売していたが、二眼レフはマイナーチェンジを含め僅か3機種のみの販売。
カメラ事業からは遠ざかっていたが、望遠鏡分野で培った技術で2004年に超望遠デジタルカメラスコープTD・1を発売。カロフレックスにも搭載されているレンズブランド、プロミナー(Prominar)も健在である。
掲載機カロフレックスK2は二眼レフの中では後発だけあって、クランク巻き上げ・セルフコッキングという仕様に留まらず、独自の機構や優秀なレンズ性能を前面に出した非常に特徴的なカメラとなっている。
搭載レンズのプロミナー75mmF3.5は、発売当初その解像力を広告の一面に押したほどのもので、レンズ周りには汎用性の高いBay1バヨネットを採用。
ファインダースクリーンにはコンデンサーレンズを使用しており、視野は非常に明るくピントの山も掴みやすい。構えたときに見やすいように、ピントルーペとコンデンサーがやや前傾して装備されている。
ピントルーペは大型で見やすく、ワンタッチで跳ね上げが可能。また、ルーペの位置決め用にアームが追加されているのは、長く使ってゆく上で不具合の出やすい箇所への対策でもあり、細かな配慮だが特筆すべきことと思う。
ピントノブは巻き上げクランクと同軸上にあり、カメラを構えたまま右手で両方の操作が出来る。無論、クランクを操作してフイルムを巻き上げても、ピント位置が動くことはない。カウンターもカメラの右肩上部にあり、撮影中でも確認が可能。
シャッターボタンは通常とは逆の左手で押す位置にあり、撮影の流れの中で右手・左手にどういった操作をさせるのが理想かを十分に考えた跡をうかがわせる。
カメラ全体の工作精度や仕上げも非常に良く、細部の意匠にも手抜きが無い。プリモフレックス・オートマット同様に、やや「遅れて来た二眼レフ」ではあるが、国産機種の中での人気は高い機種だ。















