チェコスロバキア・メオプタ(Meopta)社の二眼レフ。チェコスロバキアでは戦前から「Flexette」「Kamarad」等の二眼レフが生産されており、フレクサレット(Flexaret)もその流れを汲むもの。
後継機の7型が壊れやすい・壊れたら直らないなどの評判があるため(註:実際は不明)、このフレクサレット6型がシリーズの中では最も人気がある機種。
フレクサレットは、掲載機6型からテイクレンズに専用バヨネットが付けられている。外バヨネットはピンが2本付いているだけの簡易的なものだが、ピンがあるため汎用の被せ式フードは使えず専用フードが必要。
4型から採用された4枚玉ベラー(ベラール・Belar)レンズの評価は非常に高く、6型からはフイルム室内に内面反射防止バッフルが設けられ、外革もグレーの布張りが基本となっている。
数は少ないがブラックモデルも存在し、外装は「黒布」ではなく5型以前と同じ「黒革」の仕様である。
フイルム巻上げはノブ式を採用しているが、シャッターチャージも同時に行うのためやや重めとなっている。絞りレバーの指掛りも少々物足りないが、共に強いて言えばというレベルだ。
シャッターボタンは、カメラ前面中段という独特の位置にありロック機構付。巻き上げノブ下にあるダイヤルは、35mmフイルムを使用する際の補助カウンターとなっている。
ミノルタオートコードやフレキソラも採用している振り子式ピントレバーは、フレクサレットの特徴的な部分であり、大型で指掛りが2ヶ所あって操作性は非常に良好だ。
スクリーンは磨りガラスのみだが、倍率の高いルーペのおかげもあってピントの山は掴みやすく思う。次代の7型からフレネルレンズを装備。なお、フレクサレット後期に純正で濃いオレンジ色のスクリーンがあるのだが、明るさにムラがあるなど決して使いやすい仕様ではないため実用目的なら避けるのが賢明だろう。















