ツァイス・イコン(Zeiss Ikon)初の二眼レフであるイコフレックス1型の発売から2年後、大幅な変更を施され登場したのが当機2型。以降のイコフレックス(Ikoflex)シリーズの、デザイン・機構上のベースとなった機種でもある。
また、ローライコード2型と共に日本の二眼レフ創成期に与えた影響も非常に大きく、国産初の二眼レフであるプリンスフレックス(Princeflex)やミノルタフレックスにその面影が見える。
ローライコード同様、イコフレックスも2型に最もバリエーションが多く、テッサー(Tessar)・トリオター(Triotar)・ノヴァー(Novar)の明るさ違いやシャッター違いなど様々なモデルがある。
2型の見分け方は、左側面のピントレバーが菱形なのが目印で、以降のモデルはノブ式に改められている。
デザインの好みはあれ、独創的だった1型に比べてやや大人しい印象になっているものの、各所のクロームメッキは高級感を意識させ良いコントラストだ。ただし現存機種は、このクローム部分が痛んでいるものが多い。
ビューレンズは小径のようだが、1型から改良が施されたコンデンサーレンズでファインダーは非常に明るい。ただ、ピント合わせの大元である菱形ピントレバーは、デザイン的には面白いのだがピントの山を掴む際の微調整がし辛い面がある。フイルムの巻き止め機構はまだ無く、1枚目を底部の赤窓で確認し、以降は右肩カウンターを見ながらの巻き上げる仕様となっている。
2型の発売を以っても、イコフレックスは性能的にライバル・ローライの後塵を拝す状態が続いたため、巻き返しを図るためにアルバダファインダーと大口径テッサーを装備した高級機イコフレックス3型を投入することになる。















