Minoltaflex IPromar Anastigmat 75/3.5

千代田光学(ミノルタ)製二眼レフカメラ「ミノルタフレックス1」 プロマー(Promar)レンズ搭載

マイクロフレックス ミノルタフレックス3
Minoltaflex I
ミノルタフレックス1
Minoltaflex I
ミノルタフレックス1
Minoltaflex I
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1937年発売の、国産初の二眼レフと言われるのが当機ミノルタフレックス1型(Minoltaflex I)。実際の発売は2ヶ月ほどプリンスフレックス(Princeflex)に後れを取ったようだが、カメラとしての完成度と販売数では上を行った。戦前の国産二眼レフとしては、現在の中古市場で見かける頻度はかなり高い機種でもある。

初代ミノルタフレックスの上部は、ピントフードの意匠やルーペを始め、背面のフード折りたたみ時のロック機構、ネームプレートの仕上げに至るまでイコフレックス2型のコピーと言える。
ただ、機構的には単なるコピーにとどまらず、国産二眼レフ創成期の製品ながら巻き止めや二重露光防止の機構を実装したのが特徴的である。
フイルムの一枚目を底部の赤窓で確認すれば、以降は自動巻き止めが効く。シャッターには独自方式を採用し、チャージレバーでのレリーズも可能だが、側面のレバーでシャッターを切った場合は二重露光防止機構が働き、フイルムを巻き上げるまでレバーはロックされるという凝った仕様だ。

自社製クラウン2シャッターの他に、コンパー付きのバリエーションモデルもあるようだが、実機が市場に出ることは極めて稀。ピントフードのロゴも掲載機とは別のものがあり、「CHIYOKO」ではなく「TIYOKO」銘で黒ベースとなっている。
ノンコーティングのテイクレンズ・プロマー(Promar)は旭光学(ペンタックス)製とのことで、クランク巻上げのオートマットにも採用された評価の高いテッサータイプ。旭光学は最後まで二眼レフを生産しなかったが、レンズの供給で二眼レフとの接点があったということになる。
ミノルタフレックスシリーズの次代機「オートマット」は、元々数が少ないうえに良質な鋼材が軍需用に回されたためか、良好な状態を保っているものは非常に少ない。

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データ表 Minoltaflex I ミノルタフレックス1

メーカー 生産国 生産年
千代田光学精工(ミノルタ) 日本 1937年
ビューレンズ
Minolta Anastigmat 75/3.2 ミノルタ アナスティグマット
テイクレンズ
Promar Anastigmat 75/3.5 プロマー アナスティグマット
絞り 絞り羽根 最短撮影距離
3.5~25 10枚 0.8m
フード取り付け
28.5mm被せ式
シャッター
Crown II B・1・2・5・10・25・50・100・300
シャッターチャージ
独立式
レリーズ
右側面レバー 押し下げ式 チャージレバーでも可
巻き上げ 巻き止め
右側面ノブ 1枚目のみ赤窓 以降自動
ピント合わせ
右側面ノブ
スクリーン 視差補正
通常 補助線縦横各1本 マスク補正
内面反射対策
円筒
フイルム送り
下→上
実測サイズ 三脚ネジ
H135×W75×D98mm 865g 小ネジ
入手難易度
★★★ オートマット★★★★
データ表の見方

テイクレンズ周り

絞り指標周り

カメラ右側面

カメラ底部

ピントルーペ

ピントフードロゴ別バージョン

レンズキャップ
管理人の戯言
ミノルタフレックスに限らず、この時代のものはその保存状態が第一でしょうか。強いて言えば、側面のレリーズレバーに不具合が多く見られるようです。当機も入手時セクタ羽根の固着とレリーズ連動不良でしたが、きれいな固体だったので久々に緊張+集中して修理した記憶があります。
歴史を紐解くと、ミノルタの源流である日独写真機商店創業に携わったドイツ人二人が、ミノルタフレックスのライバルとなった初代プリンスフレックスにも大きく係わっているといった逸話もあります。

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