フレクサレット(Flexaret)シリーズの中で、由一クランク巻き上げを装備した機種がこの3型だ。ただし、クランク巻き上げながらセルフコッキングではない。
メオプタ(Meopta)社はチェコスロバキアのメーカーで、35mm判のオペマ等も有名だ。マイナーなところでは、引き伸ばしレンズやベラー(Belar)銘の大判レンズなどもある。
近年人気のあるフレクサレットだが、意外とまとまった情報は多くない。掲載機3型は、通常プロンターS・SVシャッターが多いのだが当機は1/200までのセルフ付きプロンター2シャッターなので、2型から3型への移行期のものかも知れない。
テイクレンズは3枚玉ミラー(Mirar)を装備し、4型から4枚構成のベラーレンズとなる。ビューレンズはノンコートで、テイクレンズのみコーティングがある。
カメラ背面に赤窓が残されているが、フイルム装填はスタートマーク合わせで自動巻き止めの仕様。
クランクは200°ほどの回転でフイルム巻き上げ動作を完了し、スプリングの力で定位置に戻るので使い勝手はナカナカ良いのだが、操作音はやや大きく感じる。
シャッター周りの操作性も、レバー類の指掛りが小さく年代並みと言ったところだ。
全体的な仕上げや精度は良好で、ピントフードの意匠は中央が結晶塗装でメオプタのロゴが入る独特のもの。
ミノルタオートコードの前身ミノルタコードは、このフレクサレット3型をを手本としたとの話もあり、振り子式ピントレバーやクランク巻上げに裏蓋の開閉方法など相似点は非常に多く、そういった説にもうなづけるものがある。













