Start IIEuktar 75/3.5

WZFO製二眼レフカメラ「スタート2」 ユクター(Euktar)レンズ搭載

ソリゴール セミオート スタート66S
Start II
スタート
Start II
スタート
Start II
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  • left

掲載機は、珍しいポーランド製の二眼レフであるスタート2(Start II)。ポーランドには他の二眼レフも幾つか存在するが、いずれもこのスタートシリーズをベースにしているようだ。
メーカーのWZFOという名称は、「Warszawskie Zaklady Foto Optyczne」の略称とのこと。

スタートブランドの二眼レフは、1954年頃発売の初代からモデルチェンジを繰り返し、最終型となった66S型は80年代に入ってからも生産されていたカメラだ。
少ないながらも最も見かけるモデルは、スタートB型(Start-B)であろう。掲載の2型と同じレンズ・シャッタースペックで、シャッターのカバーが無く左側面に巻き上げノブを配した構造となっている。ノコフレックス(Nocoflex)銘の二眼レフも、このスタートBと基本的には同じもののようだ。

掲載機スタート2型は、シリーズ唯一のクランク巻上げを装備した機種。ただ、セルフコッキングにはなっておらず、シャッター下のレバーで毎回のシャッターチャージが必要。レリーズは側面のレバーを押し下げる方式。
底部前方にある裏蓋ロックダイヤルや、引き上げた際トップが後ろ寄りに来るクランクは独特であるが、スタートマーク合わせのフイルム装填やカウンター自動復元、絞り・シャッターを一括表示する小窓など使い勝手は決して悪くないカメラだ。
ルーペはやや収差が目立つが、視野は広く遮光性も高い。ピントフードを始めとした外観の仕上げも良好な部類だろう。ただ、シャッター速度変更やピントフード開閉などに、ギクシャクした硬さがあるのは残念。恐らく部品加工精度の問題と思われるが、東側のカメラという側面を考えれば致し方ないだろうか。
なお余談だが、テイクレンズの銘は「Euktar」。日本語読みが判らないので取りあえず「ユクター」としてあるのだが、正確な読みをご存知の方があればご教授いただければ幸いである。

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データ表 Start II スタート2

メーカー 生産国 生産年
WZFO ポーランド 1960年?
ビューレンズ
Euktar 75/3.5 ユクター
テイクレンズ
Euktar 75/3.5 ユクター
絞り 絞り羽根 最短撮影距離
3.5~22 8枚 1m
フード取り付け
32mm被せ式
シャッター
Valor B・10・25・50・100・250
シャッターチャージ
独立式
レリーズ
右側面レバー 押し下げ式
巻き上げ 巻き止め
右側面クランク スタートマーク合わせ 自動
ピント合わせ
左側面ノブ
スクリーン 視差補正
通常 補正無し
内面反射対策
円筒
フイルム送り
下→上
実測サイズ 三脚ネジ
H137×W76×D100mm 875g 大ネジ
入手難易度
★★★★
データ表の見方

シャッター・絞り表示窓

カメラ底部

巻き上げクランク

ピントフードロゴ

フイルム室内

ピントルーペ

レンズキャップ

革ケース
管理人の戯言
マイナーなポーランドの二眼レフも二機種掲載中で、二眼里程標も少しづつ国際化しています。ピント合わせのできない疑似二眼レフを含めれば、イタリアにエリオフレックス(Elioflex)という機種があるのですが、取りあえずというか全く掲載予定はありません。
スタート2は、ナカナカ良さ気なカメラで本文中でも褒めましたが、ものすごい勢いで立ち上がるピントフードにロック解除で指が挟まれるピントルーペ。引き出しても手を離すとパタンと倒れるクランクや、フイルム室内に露出する繰り出し機構など突っ込みどころも満載の楽しい二眼レフです。

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